はじめに
たまに、「macOSのシステムのバージョンは何だっけ?」となることがあります。
最近もあったのでその方法を紹介します。
sw_vers
macOSのシステムのバージョンを確認するコマンドがsw_versです。
使い方
ターミナルで実行すると下のような結果となります。
% sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 13.6.7 BuildVersion: 22G720
Apple Menu の「このMacについて」で見ることができる情報に加え、"BuildVersion"を知ることができます。
オプションとして、次の4つが利用できます。
macOSのプロダクト名を表示:
sw_vers --productName
インストールされているmacOSのバージョン番号を表示:
sw_vers --productVersion
内部的なビルド番号、パッチリリース情報の表示
sw_vers --productVersionExtra
macOSのビルドバージョン番号:
sw_vers --buildVersion
オプションを使用すると、それぞれ指定されたものだけが表示されます。
コマンド名の由来
正確な記述は見つからないのですが、sw_vers コマンドの名前は "software version" の略称から来ていると考えられています。
この命名規則は、Unixシステムのコマンド名によく見られるパターンで、以下のようなコマンドがあります。
uname(unix name)uptime(up time)whoami(who am i)hostname(host name)
つまり、sw_versは「ソフトウェアのバージョン(software version)」から命名されたものと思われます。
昔のUnixコマンドは一般に短く覚えやすい名前が付けられており、sw_versもその伝統に従って簡潔な名前が選ばれたものかもしれません。
上で紹介した、uname, uptime, whoami, hostnameはmacOSでも使用できますので試して見てください。
おわりに
システムバージョンを確認するsw_vers コマンドを紹介しました。
ご質問や取り上げて欲しい内容などがありましたら、コメントで教えて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました。
